These materials may be updated to align with the latest CDC guidance about COVID-19 vaccines. Learn about the new guidance.

COVID-19とワクチンに関する事実 

 COVID-19 

COVID-19とは何ですか?ワクチン接種が重要なのはなぜですか? 

COVID-19は、SARS-CoV-2コロナウイルスによる感染症です。 

COVID-19が各自にどのような影響を与えるか知る方法はありません。ほとんどの人は軽症ですが、重症化したり死に至る場合もあります。 

米国では、COVID-19による死者は112万人を超え、死因の上位になっています。 

人によっては、症状が数週間から数か月間も続くCOVID後遺症を発症する場合もあります。 

COVID-19ワクチンを接種すると、以下のリスクを減らすことができます: 

  • COVID-19による重症化、入院、死亡のリスク。 
  • 他の人に感染させ、その人の健康や命を危険にさらすリスク。 

COVIDの感染が広がるほど、突然変異による変異株が生み出されます。米国におけるCOVID-19パンデミックのほとんどは、感染力の強い変異株の感染が原因です。 

できるだけ多くの人がワクチンを接種することで、以下の事を防ぐことができます。 

  • COVIDの感染拡大。 
  • 将来、さらに危険な変異株が発生する可能性。 

ワクチンを接種するまでの間、どのように自分や他の人をCOVID-19から守ればいいですか? 

ワクチンをまだ接種していない場合、お住まいの地域でCOVIDのリスクが高まった際は、公共の場(屋内)で鼻と口をきちんと覆うマスクを着用することが、最善の予防策となります。 

COVIDで重症化するリスクの高い方は、以下の方法で自身の身を守ることができます。 

  • 同居していない人やワクチンを接種していない可能性がある人から6フィート以上離れる。 
  • 人混みや換気の悪い場所を避ける。 
  • 手を石鹸と流水で20秒以上、頻繁に洗う。石鹸と水がない場合は、アルコール度数60%以上の手指消毒剤を使用する。 

ワクチン接種について 

COVID-19ワクチンは、誰がどこで接種できますか? 

米国では、生後6か月以上のすべての人がCOVID-19ワクチンを接種すべきとされています。 

ワクチンは、市民権や在留資格を問わず誰でも無料で接種できます。 

医療保険は必要ありません。また、多くのワクチン提供者は身分証明書の提示を求めません。 

ワクチンは、薬局、医院、地域の保健センターなど、様々な場所で接種できます。ほとんどの人は、生活圏から5マイル以内の場所でワクチンを接種できます。 

近くでワクチンを接種できる場所を探す方法は3つあります。 

  • vaccines.govにアクセスする 
  • 自宅の郵便番号をSMSで438829に送る 
  • 1-800-232-0233に電話する 

COVID-19ワクチンはどのように接種しますか? 

現在接種できるCOVID-19ワクチンは、上腕部に注射します。 

接種は短時間で終わります。また、針は非常に細く、投与量が少ないため、痛みはほとんどありません。 

私が接種できるCOVIDワクチンはどれですか? 

生後6か月以上なら誰でもファイザー・バイオンテックまたはモデルナのワクチンを接種できます。 

ジョンソン・エンド・ジョンソン(ヤンセン)のワクチンは、18歳以上の方で、健康上の理由から他のワクチンを接種できないなど、限られた状況の場合に接種できます。 

予防効果を最大限にするためには、ワクチンを何回接種する必要がありますか? 

必要なワクチン接種回数は、年齢および接種するワクチンに応じて異なります。 

現在、接種可能なワクチンおよび推奨接種回数は以下の通りです。 

年齢 

初回接種の回数 

ブースター接種 

1回目 

2回目 

3回目 

 1回目 

2回目 

生後6か月 

~4歳 

ファイザー・バイオンテック  

1回目の接種から3週間後  

2回目の接種から8週間後 

—  

—  

モデルナ  

1回目の接種から4週間後 

—  

—  

—  

 5~17歳 

ファイザー・バイオンテック  

1回目の接種から3週間後  

—  

2回目の接種から 

5か月後 

—  

モデルナ  

1回目の接種から4週間後 

—  

—  

—  

18~49歳 

ファイザー・バイオンテック  

1回目の接種から3週間後 

—  

2回目の接種から 

5か月後  

—  

モデルナ  

1回目の接種から3週間後 

—  

2回目の接種から 

5か月後  

—  

50歳以上 

ファイザー・バイオンテック  

1回目の接種から3週間後  

—  

2回目の接種から 

5か月後  

1回目のブースター接種から4か月後  

モデルナ  

1回目の接種から4週間後 

—  

2回目の接種から 

5か月後 

1回目のブースター接種から4か月後  

12~39歳の男性は、ファイザー・バイオンテックまたはモデルナのワクチンを接種する場合、1回目と2回目の接種間隔を長めに空ける方がよいことがあります。医療機関またはワクチン提供機関に相談してください。 

免疫機能が低下している人は、感染症に対する抵抗力が低下しているため、上記の推奨回数よりも多い接種が必要な場合があります。 

ジョンソン・エンド・ジョンソン(ヤンセン)のワクチンを接種しました。予防効果を最大限にするためには、何回接種する必要がありますか? 

ジョンソン・エンド・ジョンソン(ヤンセン)のワクチンを接種した方は、1回目の接種から2か月経過後にブースター接種を受ける必要があります。 

その場合、ブースター接種は、ファイザー・バイオンテックまたはモデルナのワクチンを接種してください。 

ブースター接種の1回目にジョンソン・エンド・ジョンソン(ヤンセン)のワクチンを接種した場合でも、4か月経過後、2回目のブースター接種にはファイザー・バイオンテックまたはモデルナのワクチンを接種してください。 

ワクチンの安全性 

COVID-19ワクチンは安全ですか? 

はい。米国で接種可能なCOVID-19ワクチンは、FDAとCDCの非常に厳しい安全基準を満たしています。 

米国では、米国の歴史上最も厳しい安全性監視のもとで、数億人もの人々がCOVID-19ワクチンを安全に接種しています。 

重篤な副作用やアレルギー反応は極めて稀なものであり、ごくごく少数の人にしか現れていません。 

COVID-19ワクチンが不妊症や癌など長期的な健康被害の原因となるというエビデンスはありません。 

COVID-19のすべての変異株の脅威は、ワクチンの副作用のリスクよりも大きなものです。 

COVID-19に罹患すると、心臓や肺に後遺症が残ったり、長期的な治療が必要な状態になったりする可能性があります。 

ワクチンにより、病気そのものよりはるかに安全に免疫を獲得できます。 

ワクチンの成分に対するアレルギーがある場合には、医療従事者がワクチンを接種しても安全かどうかを判断します。 

COVID-19ワクチンは子どもにも安全ですか? 

FDAがCOVID-19ワクチンを承認するまでに、何千人もの子どもを対象にした厳しい試験が行われました。臨床試験では、ワクチンが安全で効果があることが示されました。 

子どもにも大人と同様にワクチンの一時的な副作用がありました。臨床試験で見られた副作用は軽度なものがほとんどで、数日で自然に治まっています。 

子ども向けのCOVID-19ワクチンの詳細は、COVID-19とワクチンに関するよくある質問(保護者向け)をご覧ください。 

COVID-19ワクチンの安全性を確保するために、どのような措置がとられていますか? 

FDAが一般向けにワクチン接種を認めるまでには、以下の手続きが必要です。 

  • 科学者は、臨床試験と呼ばれる医療研究で、何千人もの被験者に対してワクチンを試験しなければなりません。研究では、ワクチンを接種した人と接種していない人に何が起きるかを比較します。 
  • 3種類のCOVID-19ワクチンの臨床試験には、10万人以上に及ぶ多様な構成の人たちがボランティアに参加しました。 
  • FDAの科学者は、医療研究から得られたデータを詳細に調べ、ワクチンの製造現場を検査した上で、一般向けのワクチン使用を許可または承認します。 

一般向けにワクチンの接種が開始された後も、以下のことが行われます: 

  • FDAとCDCの科学者は、ワクチンがどのように製造され投与されるかを注意深く監視し、安全上のあらゆる問題を特定します。 
  • FDAとCDCの科学者は、副作用や副反応の報告を詳細に検討し、その事実を一般の人々と共有します。 

COVID-19ワクチンは非常に短い期間で開発されましたが、安全性はどうですか?  

COVID-19は新しい病気ですが、ワクチン自体は新しいものではありません。 

科学者は、長年にわたるワクチンの経験と技術の進歩を応用し、安全で効果的なCOVID-19ワクチンを短期間で開発できました。 

また、米国国立衛生研究所は、パンデミック前にコロナウイルスのワクチンを開発していたため、その経験をCOVID-19ワクチンの開発に生かすことができました。 

重要な点は、COVID-19ワクチンの開発、試験、認可、承認など、ワクチンの安全性に影響を及ぼすいかなる 段階においても、手抜きや省略は行われていないことです。 

COVID-19ワクチンはFDAの承認を得ていますか? 

FDAは、3種類のCOVID-19ワクチンに対してパンデミック時の緊急使用許可を出しました。これらのワクチンは、FDAの掲げる非常に高い安全性基準および有効性基準を満たしていると科学者が判断して初めて使用が許可されました。 

FDAは、安全性と有効性に関する追加データを精査し、製造現場と製造方法を検査した後、以下のワクチンを正式に承認しました。 

  • ファイザー・バイオンテック製COVIDワクチン(対象年齢:12歳以上) 
  • モデルナ製COVIDワクチン(対象年齢:18歳以上) 

ワクチン接種で病気になりますか? 

ワクチンには病気の原因となるウイルスが含まれていないため、ワクチンでCOVID-19に感染することはありません。 

注射を打った後に、腕に痛みがあるかもしれません。また、発熱、頭痛、体の痛み、倦怠感など、インフルエンザのような症状が出ることもあります。 

このような症状は、体の免疫系がワクチンに反応していることを示す正常な兆候です。副作用は不快なものですが、病気とは異なるものです。また、副作用は長くても数日で治まります。 

COVID-19ワクチンの重篤な副作用は何ですか? 

COVID-19ワクチンを含むあらゆるワクチンにおいて、重篤な副作用が現れることは非常に稀です。 

また、ワクチンが癌など長期的な健康問題の原因となる可能性もほとんどありません。 

ワクチンを接種した人の中でごく一部の人(0.0001%未満)に、ワクチン接種後の数時間から数日の間に以下のような症状が現れました。 

  • アナフィラキシー:発現する場合には、ワクチン接種後数分以内に現れる可能性が高いアレルギー反応です。ワクチン接種会場では、まれに起きるアナフィラキシーに備えています。 
  • 心筋炎と心膜炎症:それぞれ心臓の炎症で、発症する場合にはワクチン接種後数日以内に症状が現れます。 
  • ギランバレー症候群:まれな自己免疫疾患で、発症する場合は、ワクチン接種後2~3週間以内に症状が現れることが多いものです。 
  • 血小板減少症を伴う血栓症:非常に稀な血液凝固性疾患で、発症する場合にはワクチン接種後2~3週間で症状が現れることが多いものです。 

このような稀な反応が現れた場合も、医療従事者は対処法に精通しています。 

このような極めて稀な症例を把握できていること自体が、FDAとCDCのワクチンの安全性監視システムが機能し、最も稀な反応も見逃していないことを示しています。 

COVID-19ワクチンは、妊婦、妊娠を希望する人、または授乳中の人にとっても安全ですか? 

はい。COVID-19ワクチンを接種することで、COVID-19による重篤な病気から、母体と赤ちゃんの両方を守ることができます。 

COVID-19は、妊婦にとって早産のリスクを高める可能性がある危険な病気です。また、異常な妊娠転帰のリスクが高まる可能性もあります。 

COVID-19ワクチンの接種が、妊娠中の合併症の原因になることはありません。 

また、COVID-19ワクチンを含むどのようなワクチンにも、女性や男性の不妊症の原因になるというエビデンスはありません。 

また、生理中であってもワクチン接種を先に延ばす必要はありません。 

CDCは、妊婦、妊娠しようとしている人、将来妊娠したいと思っている人、授乳中の人すべてに対して、できるだけ早くCOVID-19ワクチンを接種することを推奨しています。 

COVID-19ワクチンの成分は何ですか? 

有効成分(細胞に指示を与える分子)以外に、現在接種できる3種類のワクチンには、水、糖、塩が含まれています。 

ワクチンの種類によっては、酸、アルコール、脂肪、防腐剤が含まれている場合もあります。 

これらが成分のすべてです。 

COVID-19ワクチンはどのように作用しますか? 

米国で接種できるCOVID-19ワクチンは、コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質と呼ばれるタンパク質と同じようなタンパク質を作るように体内の細胞に指示します。 

体の免疫システムは、スパイクタンパク質を侵入した細菌とみなし、コロナウイルスに曝された際にコロナウイルスを識別して攻撃するための細胞を作る反応を起こします。しかし、本物のウイルスに曝されるわけではないため、病気になることはありません。 

細胞がスパイクタンパク質を作ると、その指示は破壊され、体内から排除されます。 

ワクチンがDNAを変化させたり、組み込まれたりすることは一切ありません。 

ワクチンの効果 

COVID-19ワクチンはどの程度有効ですか? 

現在、接種可能なCOVID-19ワクチンはすべて非常に有効です。 

COVID-19による重症化、入院、死亡を防ぐ高い効果があります。 

COVID-19に感染する可能性がゼロにはならないのに、ワクチンを接種しなければならないのはなぜですか? 

ワクチンを接種していない場合、COVID-19に感染する可能性は、推奨されている回数のCOVIDワクチンをすべて接種している場合に比べ、はるかに高くなります。また、ワクチンを接種しないままCOVID-19に感染すると、重症化する可能性が高くなります。 

必要な回数のワクチンを接種していると、ウイルスが体内に侵入(感染)しても、免疫システムがすぐにウイルスを認識し、実害がないようにします。 

そのため、必要な回数のワクチンを接種していてCOVID-19に感染した人の多くは、無症状か、軽度から中程度の症状で済んでいます。 

COVID-19に感染して重症化し、入院が必要となり、死亡するほぼすべての人はワクチンを接種していません。 

COVID-19ワクチンは他の人への感染を防ぐことができますか? 

COVID-19ワクチンは、COVID-19に感染し、広めてしまう可能性を低減します。 

しかし、非常に感染力の強い変異株に感染した場合には、ワクチン接種の有無に関わらず、他の人にウイルスを広げることになります。 

そのため、感染者が多かったり、感染の勢いが強い地域では、ワクチンを接種している人も未接種の人も、屋内の公共の場ではマスクを着用しなければなりません。 

COVID-19に感染したことがあっても、COVID-19ワクチンの接種が必要ですか? 

はい。一般的なことではありませんが、COVID-19に2回以上感染することもあり得ます。COVID-19に感染した後にワクチンを接種することで免疫力が強化され、感染を防ぐ力が高まります。 

また、ワクチンを接種した人は、他の人にウイルスを広めるリスクも低くなります。これは、ワクチンを接種していない人が感染力の強い変異株に感染するリスクを軽減することになり、非常に重要なことです。